| ロビーに展示された各産地の和紙 |
| 十文字和紙の説明する佐々木清男さん |
手漉き和紙青年の集い新潟大会が先般、6月13日(金)14日(土)15日(日)の3日間にわたり新潟県長岡市、柏崎市で開催されました。
全国各地から和紙に連なる人たち百人以上が集い、情報交換、視察と各々充実した時間を過ごしました。和紙に連なる人たちは、和紙漉き職人、京都、奈良の僧侶の方々、芸術大学の先生、学者、研究員、紙を商いする人、日本画家、和紙工芸作家、文化財を修復する人etc・・・・・・・・秋田からは十文字和紙職人佐々木清男、泉川祐子、渡辺弘子の三名が13日14日の二日間、集いに参加しました。
シティホールアオーレ長岡の市民ロビーには参加した和紙職人の漉いた手漉き和紙がずらりと展示され、長岡市民も自由に見学できるように配慮されていました。さすが整然と列んだ 本物の生紙は圧巻。
紙を囲んでの紙漉職人の自己紹介と現況報告に始まり、テーマ提案者の持ち寄り企画の5つの語り合いブースでは、興味あるブースを自由に見学参加できました。どれも関心のあるテーマで、あれもこれもと、欲張りすぎて、じっくり考えを深められなかったことが自分としては残念。反省。
語り合いブーステーマ
| A ブース田村正さん |
「小学校に紙漉体験を提案しましょう」進め方、話し方、まとめ方の公開講座
B 手漉き和紙の原料流通のリサーチから 長田克規さん(奈良県)
C 雪晒し紙サミット 今井千壽さん(新潟県)雪晒しをやっている紙漉さんたちによる語らい
E 楮栽培の鹿による食害 奥野誠さん(和歌山県)
F 和紙と流通 森木貴男さん(東京都)
懇親会では新潟の美味しい地酒と料理を片手に、会場のあちらこちらに紙繋がりの多くの出会い、おしゃべりを楽しむ笑顔の輪が出来ていました。
2日目は小国町へ。
山口育英会小国和紙館見学http://yamaguchi-esf.or.jp/shiryoukan/noukigu_washikan/(小国紙の製造用具一式が収蔵展示。県外の道具や馬の毛で編んだカヤ箕など貴重な道具や資料を展示)
お昼に振る舞われたかまど炊きのよこさわ米のおにぎりと豚汁。
さすが新潟米。美味しかった~。ご馳走さまでした。
今回私たちは」柏崎の小林康生さんの門出和紙には行けませんでしたが、充実した2日間でした。
集いの実行委員長小国和紙 今井宏明さんはじめ、越後生紙振興会の若手メンバーの心温かいおもてなしに感謝 感謝。ほんとうにお世話になり、ありがとうございました。
新潟の生紙は元気で頼もしい。皆様の日々の努力とそれを支える使い手があればこそですね。
和紙に関わっていられる幸せ、明日への元気を蓄えて、秋田の三人組は帰路につきました。
越後門出和紙 http://www.kadoidewashi.com/
小国和紙、http://www.oguniwashi.jp/
雪布和紙 http://www7.ocn.ne.jp/~akatsuka/seppuwashi/seppuwashi1.html
會津流小出生紙工房かかし http://www7.ocn.ne.jp/~akatsuka/seppuwashi/seppuwashi1.html
伊沢和紙 http://www.tokamachishikankou.jp/matudai/facilities/washi/info.html
福島潟ヨシあし和紙 http://www.pavc.ne.jp/~hishikui/people/yosi/
紙工房 泉 http://kamikoubouizumi.ohuda.com/
皆様のますますの発展とご活躍を心からお祈り申し上げます。